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欧州金融フォーラム、ダブリン城で開幕

レオ・バラッカー首相は本日、ダブリン城で欧州金融フォーラムを開幕しました。このフォーラムは今年3年目を迎え、銀行、金融、保険、規制管理、フィンテック、資産管理部門から世界とアイルランドの金融業界のリーダーを招き、欧州の金融を取り巻く差し迫った課題について意見交換をするものです。

基調講演には、首相と財務省パスカル・ドノフー大臣に加え、現欧州委員会副委員長兼ユーロ・社会的対話担当委員ヴァルディス・ドンブロウスキス氏、アイルランド中央銀行総裁フィリップ・レーン氏、モルガン・スタンレー社長コルム・ケレハー氏、ブラックロック社インフラ投資部門ヘッドのジム・バリー氏、PIMCOニューヨークのグローバル戦略顧問兼業務執行取締役リチャード・クラリダ氏が立ちます。

フィナンシャル・タイムズ紙がアイルランド政府産業開発庁と提携して提供するこのイベントは、アイルランド政府産業開発庁に国際金融サービス部門の既存顧客や見込み顧客と関係を深める機会を提供します。

このフォーラムでは、海外やアイルランドの意思決定者が英国のEU離脱、欧州の金融サービスの未来、デジタルディスラプションが「新標準」になる複雑で新たな世界における規制管理や金融政策など、主要テーマに関して見識、構想や専門知識を共有することができます。

レオ・バラッカー首相は次のように述べました。「アイルランドは、世界でも最もグローバル化と開放経済が進んだ国です。ですから、何よりも新たな経済、社会、技術発展に確実に遅れないようにする必要があります。この第3回欧州金融フォーラムは欧州とアイルランドの金融制度における新たな傾向を模索する貴重な機会となります」

「政府には、アイルランドを意欲的で先進的な考えを持ち、全国民に機会を提供する国にするというビジョンがあります。これには、経済の健全化、社会基盤への大規模投資、持続可能な生活水準向上、完全雇用の実現、世界での自国の位置の確立も含まれます。アイルランドは今や金融サービスでは欧州第4位の輸出国となり、数多くの一流金融サービス企業がすでに英国のEU離脱後の活動拠点にアイルランドを選択しています。今日は、この先これをどのようにしてさらに伸ばしていけるかを模索していきます」

アイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官は次のように述べました。「アイルランドの金融サービスエコシステムは、幅広い国際銀行業務活動の拠点として広く認められ、高い国際評価を築いてきました。世界の一流銀行80行以上がアイルランドに拠点を置き、うち20行が金融サービス企業の世界上位25行に含まれます。欧州金融フォーラムは、業界の変革をどのように見ているか、こうした課題にどう適応するかについて業界指導者が意見を交わし、討議する重要な場なのです」

英文プレスリリース:https://www.idaireland.com/newsroom/european-financial-forum-opens-in-dublin-castle