- リンクトインのデータによると、同社のオンライン求人ネットワークに掲載された求人情報の約5件に1件(19%)がリモート勤務のオプションを提供、前四半期の7件に1件から増加しています
- 2022年1月の採用率は、2019年1月に比べ平均28%上昇しました
アイルランド政府産業開発庁は、マイクロソフトおよびリンクトインと共同で、アイルランドにおける最新の労働市場動向を発表しました。この報告書は、アイルランド労働市場における最新の傾向と洞察の概要を示したもので、ビジネスや学術、公共政策の政策決定者に情報を提供します。
この労働市場動向は、2021年10月から12月までの3ヵ月間の活動を調査したもので、リモートワークやハイブリッドワークのオプションを提供する雇用主が継続的に増加していることを示しています。リンクトインの最新データによると、12月に同社のオンライン求人ネットワークに掲載されたアイルランド国内の求人情報のほぼ5件に1件(19%)がリモートワークを提示しており、前四半期の求人情報の7件に1件の割合から増えました。これは、フレキシブルな勤務形態が可能な職種が前年比で18%増加したことを意味し、リンクトインがモニターしている8市場において、アイルランドはリモートワークの職種の供給において第2位にランクインしました。
この報告書では、昨年の最終四半期に労働市場が継続的な回復を遂げたことも示しています。2021年最後の2ヵ月間の採用率は、昨年12月に実施された規制レベルの強化にもかかわらず、2019年の同時期と比較して平均22%高い数値となりました。最新のリンクトイン発表の採用率によると、この勢いは2022年に入っても続き、1月の採用率は2019年同月比で平均28%上昇していました。
12月には、新型コロナウイルス感染症に対応する新たな規制が導入されたのを受けて、Covid調整後の失業率が上昇しましたが、一年を通してアイルランドの貿易と投資に対する開放政策に支えられて労働市場全体で強い反発が見られ、明るい様相を呈していました。ここ数週間、アイルランドの企業関連当局は、2021年のクライアント企業のポートフォリオ内で高い雇用水準の伸びを報告していました。
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