Skip to main content

ボストン・サイエンティフィック(BOSTON SCIENTIFIC)社、アイルランド・ゴールウェイの製造拠点に1億ユーロの投資を発表

ボストン・サイエンティフィック(BOSTON SCIENTIFIC)社、アイルランド・ゴールウェイの製造拠点に1億ユーロの投資を発表

世界有数の医療機器テクノロジー企業であるボストン・サイエンティフィック社は、ゴールウェイのバリーブリットにある同社製造拠点における1億ユーロの拡張工事を発表しました。この拡張により今後数年間で300人以上の雇用が創出される見込みで、4万平方フィート以上の医療機器製造スペースには再生可能エネルギーで電力を供給する予定です。

ミホル・マーティン首相は、「ゴールウェイおよび地域全体の医療技術産業への歓迎すべき投資であり、アイルランドの労働力の質とその手腕への確かな信頼の証となっています。アイルランドはライフサイエンス分野において世界的リーダーとしての地位をすでに確立しているため、患者の健康と生活の質を向上させる革新的技術を生み出す数々の機会に恵まれています」と述べました。

ボストン・サイエンティフィック社はゴールウェイで約30年にわたって強い地盤を築き、先進的な製品設計、研究開発、製造の能力を拡大してきました。ゴールウェイ工場からは、心臓ステントや心臓弁、血管バルーン、食道ステントなどの医療機器が毎年400万個以上輸出されています。これらの製品は、心臓疾患、血管疾患、食道がんの患者や、脳卒中のリスク患者の治療に役立っています。今回の拡張工場により、2030年までにすべての製造拠点と主要な流通拠点でのカーボンニュートラル達成という同社の目標に沿い、カーボンニュートラルな製造スペースが含まれる予定です。

新しい働き方の支援を続ける同社のゴールウェイの各キャンパスでは、社員の多くがハイブリッドワークモデルに移行し、リモートワークとオフィス勤務の両方を考慮したスケジュールにて勤務しています。また、同所ではジムやミーティングスペースなどの新設備による社員の福利厚生や現場でのコラボレーション支援も考え設計されています。

アイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官は次のように述べました。「ボストン・サイエンティフィック社は、ゴールウェイ、クロンメル、コーク県の拠点全体で6500人あまりを雇用するアイルランド最大のライフサイエンス企業となりました。現在、アイルランドは欧州の中でも国民一人当たりの医療機器産業被雇用者数が最大です。ボストン・サイエンティフィック社は、アイルランドで成長することを選択したグローバル医療機器大手の一社として、世界共通の医療課題への取り組みにおいて重要な役割を担うとともに、この活気溢れるライフサイエンス分野の発展に大きく貢献しています」