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ドイツ証券取引所グループは、コーク市内で事業を拡大

ドイツ証券取引所グループの国際証券決済機関であるクリアストリーム社(本拠:ルクセンブルク)は、ファンドビジネスの伸びを反映して、アイルランドのコーク市内での活動をさらに拡大すると発表しました。さらに、同社はビジネスモデルのデジタル化推進に向け、プロダクトイノベーション機能を追加する予定です。世界最大規模の金融市場インフラを提供する同社は、2019年初頭に新しいオフィススペースに移転する予定です。

2014年10月にドイツ取引所グループに参入して以来、クリアストリーム社のコークでの事業はますます力をつけてきました。当初274人で始動したエアポートビジネスパークのオフィスの人員は現在362 人を数えるまでになり、今後2年間でさらに200人を増員する予定です。将来の増員ニーズに対応する可能性も視野に入れて、コーク市内中心部に用地も選定しました。

2019年3月竣工予定の新たなビルはナビゲーションスクエアに位置し、コーク市の商業地区では最大最重要のオフィスビル開発事業となります。同グループのファンド処理業務と商品開発活動に加え、会計、財務、継敬管理、ITのポストも創設されます。

クリアストリーム・バンキングS.A.の共同CEO兼投資ファンドサービス責任者のフィリップ・セイル氏は、この説明として、「すでにプレゼンスを確立しているコークへの投資を決めたのは、さらなる成長と将来の体制の優位性を見越してのことです。コークの現従業員と、コークカレッジ大学やコーク工科大学の卒業生の質の高さから、当社事業のサクセスストーリーを支える人材供給のすばらしさが証明されたからです」と述べています。

サイモン・コヴェニー大臣は、次のように述べています。「コークは我が国のグローバル成長目標に重要な国際拠点であり、世界中の国際金融サービス企業にとっても非常に魅力ある拠点です。ドイツ取引所グループがコークでの活動拡大を決定したことは非常に素晴らしいことです。政府としては、アイルランドに知識基盤部門を誘致できる適切な条件と技能を確保できるように継続して一生懸命取り組んでまいります。」

アイルランド政府産業開発庁のメアリー・バックリー専務理事は、この発表を歓迎して次のように述べています。「ドイツ取引所ほどの優れた企業とそのポストトレード業務のプロバイダーであるクリアストリーム社が業務を拡大して200人の新規ポストを追加すると発表したことは、コーク、南西部とアイルランドにも非常に喜ばしいニュースです。投資運用企業のサービス提供と業務活動のグローバル拠点としてのアイルランドのリーダー的立場を強化してくれます。大規模のプロジェクトを地方に置くIFSのクライアント企業は増えています。この度の投資は、南西部における投資運用活動のマーケティングの貴重な参考拠点としての役割を果たすでしょう。このたびの拡大による成功を願います」

コーク・ファイナンシャル・サービス・フォーラムを代表して、会長のオーエン・マザーウェイ氏は、次のように述べています。「クリアストリーム社が、ハイテクと金融サービス系の人材の豊富さゆえにコークでのフットプリントを拡大すると聞き、喜ばしく思います。コークへのコミットをクリアストリームが継続したことは、南西部で金融サービス活動が力強く成長しているとの明確なメッセージになります」

 

※為替レートは1ユーロ=130.8円で計算しています。

英文プレスリリース:https://www.idaireland.com/newsroom/deutsche-borse-group-expands-its-cork-presence