注射投与の革新的ソリューションで世界をリードする、ウェスト・ファーマシューティカル・サービシズ社(NYSE: WST)は、本日、アイルランドのウォーターフォードでの同社先進製造ネットワークのグローバル中核研究拠点正式開所と、新規製品ラインWestar®の発売を発表しました。同施設の正式開所を祝うテープカットには顧客企業やアイルランド政府高官が参列し、ウェストが製品やサービスを通して患者の生活の改善に継続的に努力していることを評価しました。
ウェスト社社長兼CEOエリック・グリーン氏は次のように述べています。「ウェストは、このたびウォーターフォードに最新施設を正式開所するとともにWestar Selectの発売を発表することができました。双方とも、当社の医薬品およびバイオ技術の提携先のニーズの変化に応えるという同社のコミットを支えてくれた多くの努力の賜物です。ウォーターフォードへの投資は、これまで発表してきた米国ノースカロライナ州キンストン、シンガポールのジュロンおよびアイルランドのダブリンへの投資と共に、ウェストがグローバル顧客基盤に提供する製品とサービスを最高品質にするためのものです」
総面積44エーカーのキャンパスにある総床面積2万500平方メートルの新施設は、ウェスト社の専有技術であるエラストマー積層シートを製造します。これは、ペン型注射器にインスリンを封入する際に使用します。さらに、同施設では、世界中にあるウェスト社の他の施設で製造されているストッパーやプランジャーなどのコンポーネントに高付加価値の最終加工を施します。コンポーネントの梱包をめぐる汚染や適合性の問題のリスク緩和を考慮したこれらのサービスには、薬剤洗浄(Westar® RS コンポーネント)、Envision® による検証、蒸気滅菌(Westar® RU コンポーネント)、軟包装などがあります。
アイルランド政府産業開発庁メアリー・バックリー専務理事は次のように述べています。「ウェスト・ファーマシューティカル・サービシズ社のこのたびの投資を歓迎します。南西部のライフサイエンス部門が大いに活気づきます。バイオ医薬品の優れた製造技術はこの分野におけるアイルランドの成功の証であり、アイルランドに製薬企業の世界上位10社が集結している主な理由でもあります。この高付加価値の製造センターはウェスト社のアイルランドへのコミットだけでなく、アイルランドがグローバル企業の進出や投資にいかに優位性を持つかを示しています。ウェスト社の成功を祈るとともに今後のさらなる発表を期待しています」