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アボット(Abbott)社、心血管デバイスの開発継続に向けクロンメルの研究開発拠点への投資を発表

Abbott-Clonmel-Announcement

グローバルヘルスケア企業のアボット社は、アイルランドのティペラリー県クロンメルにある同社血管治療デバイス事業所内の心臓血管研究開発センターに追加投資を行うと発表しました。

アボット社は、薬剤溶出ステントの世界的リーダーです。複雑な心疾患を治療するための新たな血管治療技術の研究開発と製造の両方をクロンメルで実施しています。アイルランドの研究開発チームは、市場をリードするステント「XIENCE Sierra」を3年間費やして開発しました。このステントは、疾患の性質上、かつては低侵襲手術が適さなかったような患者に世界中で使用されています。アボット社のクロンメル工場では、XIENCE SierraをはじめとするXIENCEシリーズのステントを世界中に向けて製造しています。

アイルランド政府がアイルランド政府産業開発庁を通じて支援しているクロンメルの研究開発センターへの大規模投資計画は、アボット社がアイルランドで進出75周年を迎える今年からスタートします。今後3年間で、アボット社は3780万ユーロを次世代薬剤溶出ステントならびに冠動脈や血管用バルーン技術をはじめ、数多くのプロジェクトの発見、技術革新、開発に重点を置く研究開発計画に投資します。

レオ・バラッカー副首相兼企業・貿易・雇用大臣は次のように述べました。「アボット社は、アイルランドに早くから進出した米国企業で、アイルランド国内に製造6拠点と法人向けサービス3拠点を持つ、医療技術分野最大の雇用主のひとつでもあります。本発表は、アボット社のアイルランドへの継続的なコミットメントを反映しています。また、アボット社のXIENCE Sierraステントの世界的成功に極めて重要な役割を果たしたクロンメルを拠点とする血管治療デバイス部門の首脳陣とスタッフへの賛辞でもあります。今回の投資について、同社アイルランドとグローバルの皆様にお祝いを申し上げます」

アイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官は次のように述べました。「アボット社はアイルランドでの75年の歴史の中で、事業に投資して拡大し、製造やシェアードサービス拠点での雇用を増やし、国内で4000人あまりを雇用してアイルランドにおける事業に真摯に取り組んできました。アボット社の長年の操業がもたらした経済と雇用面での恩恵は多大です。今回の投資について、アイルランドおよびグローバルの皆様にお祝いを申し上げるとともに、アボット社のアイルランドにおける事業のますますの成功を願っています」