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PPD社、アイルランド国内のGMPラボ拡張によりバイオ医薬品の試験能力強化へ

グローバル規模の請負研究機関大手のPPD(Nasdaq: PPD)社は、アイルランドのアスローンにあるGMP(適正製造規範)ラボの規模を現行施設より大幅に拡張し、事業所のサービスポートフォリオに細胞治療試験および遺伝子治療試験を追加します。

この拡張によりPPD社は、グローバルな科学的および技術的専門技術を提供する能力を高め、欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋地域で高まる顧客需要に対応します。PPD社はアスローンの事業所でこれらのサービスを提供することにより、米国ウィスコンシン州ミドルトンにあるGMPラボを通じてアメリカですでに提供中のサービスをこれらの地域でも顧客に提供することが可能になります。

PPD® Laboratoriesの医学博士兼エグゼクティブバイスプレジデントのクリストファー・フィクリー氏は次のように述べました。「事業所の拡張は、生物製剤や小分子のバイオ医薬品試験や専門試験に関連する弊社の先端技術における能力強化に繋がります。今回の拡張によりPPDは、細胞治療や遺伝子治療のような重要領域における新しい薬物製剤の商品化期間の短縮を目的とした新たなサービスも顧客に提供できるようになります。この拡張を歓迎し支援してくださったアイルランド政府並びにアイルランド政府産業開発庁に感謝するとともに、この新たな展開が顧客の利益になることを確信しています」

アスローンのGMPラボでは、薬剤開発と商品化のあらゆる段階で完全一体型の解析サービスを提供し、顧客が小分子や巨大分子、吸入剤、細胞治療薬、遺伝子治療薬をはじめとする臨床および市販医薬品のリリース試験やQP(適格者)サービスの規制要件を満たせるよう支援します。

竣工時には現行の4460平米の施設は7710平米に拡張され、2022年半ばまでには完全に稼働する計画となっており、今後3年間で180人の新規雇用の創出が予想されています。現事業所ではおよそ300人の高技能の科学者やプロジェクト管理者が、新規および先端医薬品や治療薬の開発支援のための試験などPPDのサービス需要を支えています。

アイルランド政府産業開発庁のマーティン・シャナハン長官は次のように付け加えました。「PPD社の発表は同社のアイルランド、特に10年以上にわたり事業を営んできたミッドランド地域へのコミットメントの表れです。同社はミッドランドの豊富な人材を活用できるため、アスローンおよびミッドランド全域の景気と雇用を押し上げてくれるでしょう。PPDのますますの成功を祈ります」