データセンターのストレージ、サーバー、ネットワークハードウエア・メンテナンスのポストワランティー代替を提供する大手プロバイダーのPark Place Technologies社(以下Park Place)は、コーク県ラップスキー、シティークオーターにEMEA(欧州・中東・アフリカ地域)オペレーションセンターを新設すると発表しました。Park Place社は、今後2年間で70人の新規技術雇用創出を予定しています。本事業は、アイルランド政府がアイルランド政府開発庁を通じて支援しています。
Park Place社は、115ヵ国あまりで1万5000以上の企業組織を支援しています。同社 は米国オハイオ州クリーブランドを本社とし、従業員数は現在1100人を超え、サンディエゴ、デンバー、ボストン、トロント、ロンドン、カルン(英国)、ヴィースバーデン(ドイツ)、マレーシア、シンガポール、ドバイをはじめ世界中に事務所を展開しています。Park Placeはこのほど、米国の非上場急成長企業5000社中6位に選ばれました。
すでに地元人材を10人ほど採用済みですが、高技能技術職の採用は続ける予定です。その中には、データセンター技術を消費する法人から一般消費者の対応経験を持つカスタマーサービスのエキスパート、複数言語能力を有しストレージ、サーバー、ネットワークなどデータセンター製品に対する適性のあるサポートアナリスト、またHPE、IBM、Cisco、NetApp、Dell、Dell EMC、3Par等すべての主要OEMデータセンター技術の深い知識を持つアドバンスドエンジニアがあります。
アイルランド政府産業開発庁メアリー・バックリー専務理事は、「Park Place Technologies社がEMEA地域の今後の成長支援のためにコーク県にEMEAオペレーションセンターを設立することを大いに歓迎します。コーク県にある我々のクライアントであるハイテク企業の大規模クラスタを強化し、この分野の事業に理想的な拠点としての同地域の評価を高めることでしょう。Park Place Technologies社の益々の成功を祈るとともに、センター構築後の同社との連携に期待しています」と述べています。
Park Placeコールセンターのアドバンスドエンジニアリング担当シニアVPでコークカレッジ大学出身のニコラ・バックリー氏は、次のように述べています。「コークにオペレーションセンターを開設する誘因となったのは、EMEAにおける地政学的位置づけに加えて当社の継続成長を支援するのに必要な人材へのアクセスでした。アイルランド政府には資材調達から地元での人脈づくり、広報に至るまでの支援をはじめ現地での周旋をいただき多大な支援に感謝しています」