アイルランド首相Micheál Martinは本日、アイルランド政府産業開発庁とともに、Microsoft社がアイルランド経済に果たした多大な貢献を称え、同社に特別表彰(SRA)を授与しました。この表彰はちょうど、Microsoft 社の設立50周年、アイルランド進出40周年の節目に当たります。
特別表彰は、アイルランド経済と社会全般に多大な貢献をした企業に贈られる賞です。また、この賞は、人材、革新性、安定した企業政策などで、海外からの直接投資にアイルランドが提供する高い能力と魅力を際立たせるものでもあります。過去の受賞企業には、Pfizer、Apple、Googleなどがあります。
表彰は、ダブリンの市長官邸で本日朝に開催された「Our Shared Digital Future」と題された特別イベントで、Micheál Martin首相からMicrosoft 社副会長兼プレジデントのBrad Smith氏に授与されました。イベントには、アイルランド政府産業開発庁クライアント企業、政策立案者、企業トップに加え、Microsoft 社の従業員、顧客、パートナーなど400人を超えるゲストが出席しました。
Microsoft は1985年にダブリンに初進出し、100人足らずの従業員で小規模製造から操業を開始しました。その後、一連の投資、事業転換、多角化を通じて、アイルランドは4000人を超えるMicrosoftの重要な国際拠点となり、ソフトウェア開発、エンジニアリング、データセンター、財務、運用、営業、マーケティングサービスをEMEA地域向けに展開しています。
Microsoftは、アイルランドへの40年にわたる投資を踏まえ、昨年11月に、AIの新技術開発を開拓に向け在アイルランドのエンジニアおよび研究開発職550人の雇用創出というアイルランド事業への新たな戦略的投資を発表しました。
表彰授与にあたり、Micheál Martin首相は次のように述べました。「世界で最も成功しているテクノロジー企業の1社であるMicrosoft に、この特別表彰を贈呈できることを嬉しく思います。同社が50年の歴史の中で40年間我が国で拠点を維持してきたという事実は、国際化を目指す企業にとってアイルランドが価値を提供していることを証明しています。 Microsoftは事業拡大の拠点としてアイルランドを選定したことから、過去40年にわたる活気あふれる革新的なテクノロジーエコシステムの発展に多大な貢献をしてくれました。Brad Smith氏をはじめとするMicrosoft 社チームの皆様に祝辞を述べ、アイルランドへの進出と継続投資を感謝すると共に、MicrosoftがAIの未来を革新し、変革し、形作る中で、アイルランド政府がアイルランド政府産業開発庁を通じて支援を継続することをお約束いたします」
アイルランド政府産業開発庁のMichael Lohan長官は次のように述べました。「この特別表彰は、当庁のクライアント企業がアイルランド経済とアイルランド国民に行った多大な貢献を称えるものです。対内直接投資は、今もアイルランド経済の重要な推進力です。クライアント企業の多くは、全国および地域レベルで雇用を創出し、実質的経済効果をもたらして、長期存続、回復力と投資継続を行ってきました。 Microsoft もそうした企業のひとつで、2025年度特別表彰にふさわしい受賞者です。アイルランド政府産業開発庁とMicrosoft は、アイルランドでの40年に及ぶ拡大と成長を通じて、長きにわたる信頼関係を築いてきました。同社がAIを搭載したソフトウェアとテクノロジーの新規開発を続ける中で、さらに今後数十年間にわたり提携関係を持続できることを楽しみにしています」
アイルランド政府産業開発庁特別表彰を受賞したBrad Smith副会長兼プレジデントは次のように述べました。「Microsoft は40年にわたり、アイルランド国民や政府と特別な関係を築いてきました。ソフトウェアを箱詰めして顧客に発送していた最初のヨーロッパオペレーションセンターから、AIソリューションを提供する最先端のクラウドデータセンターキャンパスまで、Microsoft アイルランドは今後もEU全域の技術革新と変革の推進において中心的役割を果たし続けていきます」