世界の半導体業界向け真空製品と除害装置の最大手であるエドワーズ社は、本日、ダブリンのブランチャーズタウンに旗艦施設となるサービス・テクノロジー・センター(以降、STCと表記)を開設しました。同センター及び関連フィールドサービス部門ではすでに約100人を採用済みで、その9割が技術作業員と技術者で構成され、年内に約120人に増員される見込みです。STCは、アイルランドの半導体製造業への支援サポートを目的とし、同地域への投資額は750万米ドル規模となります。
半導体製造は、新型コロナウイルスによるパンデミック禍で重要産業となったテクノロジーやエレクトロニクス、輸送、科学、ヘルスケア等の産業の開発の維持に不可欠です。エドワーズ社は、効率的かつ環境的に持続可能な半導体生産を支える、真空製品および除害技術、機器やサービスを提供するグローバルリーダーです。
4000平米の新施設では、高度な自動化技術とデータソリューションを用いて、真空ポンプや除害装置の分解、洗浄、検査、修理、交換、再組み立てを行ないます。工場での生産と合わせて、顧客ニーズに対する即応力を高めることが可能となります。
スマート工場に導入された最先端技術は、同社の世界中のSTCの専門知識を集めて開発された革新的技術で、これによりエドワーズ社はSTCにより製品を自律的に追跡管理し、社内と顧客の双方に新たな洞察を提供することで計画の改善を図ります。新技術により必要書類も大幅削減されるため、結果として施設の二酸化炭素排出量の削減にもつながります。
エドワーズ社は、アイルランド企業・貿易・雇用省を通じてアイルランド政府産業開発庁の支援を受けます。
レオ・バラッカー副首相兼企業・貿易・雇用大臣は次のように述べています。「本日はエドワーズ社にとって重要な日です。この旗艦施設の開設に際して職員の皆様を祝福したいと思います。ブランチャーズタウンは間違いなく働きやすいところです。センターの開設により、アイルランドは半導体産業におけるグローバルリーダーとして改めて見直されました。エドワーズ社の益々の成功を祈念します」
アイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官は、エドワーズ社の正式オープンを祝して次のように述べています。「この1年以上にも及ぶ新型コロナウイルス禍の困難にもかかわらず、エドワーズ社は新職員100人をすでに迎え入れ、ダブリンに新たな旗艦施設となるSTCを開設しました。これは非常に歓迎すべき投資であり、エドワーズ社の継続的な支援と、事業の継続的成功を願っています」
エドワーズ社について
エドワーズ社は、高度な真空製品および排ガス処理システムと関連付加価値サービスの開発製造のトップ企業です。これらは、半導体やフラットパネルディスプレイ、LED、太陽電池などの製造に不可欠です。また、エネルギー貯蔵、ガラスなどのコーティング、鉄鋼などの冶金、製薬・化学など、ますます多様化する製造プロセスで使用され、科学機器や幅広い研究開発用途にも使用されています。エドワーズは、スウェーデンに本社を置く産業用生産性向上ソリューションのプロバイダーであるアトラス・コプコ・グループ(NASDAQ OMX Stockholm: ATCO A, ATCO B)の一員です。エドワーズ社の詳細については、 www.edwardsvacuum.com をご覧ください。