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アルプス電気(ALPS Electric)、コーク県ミルストリートで30周年記念式典

アルプス電気(アイルランド)は11月26日、コーク県ミルストリート工場の30周年を迎えました。アルプス電気代表取締役社長栗山年弘氏に加え、マイケル・クリード農業・食糧・海洋大臣、三好真理 駐アイルランド日本大使およびアイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官が祝賀式典に参列しました。

アルプス・アイルランドは、1988年にアルプス電気の欧州顧客のための製造拠点としてコーク県ミルストリートに設立されました。欧州の車載機器向け製造が主要業務で、厳格な納期要求を満たす高品質な電子機器を提供しています。また、この10年の間にアルプス・アイルランドは医療機器およびIoT市場向け製品をアイルランドで開発しています。

今日アルプス・アイルランドはミルストリートで700人あまりの従業員を擁しています。同工場は総面積5万6000平方フィート(5200平方メートル)で、SMT、鋳造、装飾部品の塗装、レーザーマーキングをはじめとする世界トップクラスの製造拠点です。

あいさつに立ったアルプス電気社長栗山年弘氏は、アイルランド政府、アイルランド政府産業開発庁、日本大使、アライド・アイリッシュ銀行とミルストリートの地域社会に過去30年に及ぶ支援への感謝を述べました。また、アルプス・アイルランドの社員に向けて次のように述べています。「最近欧州の多くの製造企業が東欧やアジア諸国に移転しています。そしてブレグジットの問題がアルプス・アイルランドの業務にプラスかマイナスの間接的影響を及ぼすかもしれません。ですが、アルプス・アイルランドは、ここアイルランドで発展し、成長しています。独自の業務および開発努力を続けることで、アルプス・アイルランドは今後もますます強い企業となっていくと信じています」

マイケル・クリード大臣は次のように述べています。「アイルランド政府を代表して30年の長きにわたり継続して雇用を提供し、地域社会に多大な貢献をされましたアルプス電気に感謝いたします。栗山社長とアルプス・アイルランドの皆様の益々の成功を祈念いたします」

駐アイルランド日本大使三好真理氏は、アイルランド最大の日本企業の30周年記念式典に出席できたことを光栄に思うと述べました。

アイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官は次のように述べています。「アルプス電気は、地方で日本企業が操業、発展、拡大に成功してきた好例です。同社がこの地方での長期操業でもたらした利益は多大なものです。アイルランド政府産業開発庁とアルプス電気との関係は、同社がミルストリートに製造工場を開設した1988年にさかのぼり、関係はずっと続いてまいりました。アルプス電気の今後の目標達成に向けても引き続き支援してまいります」