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アマゾン(Amazon)、アイルランドに初のフルフィルメントセンターを開設へ

アマゾンは、アイルランドに初のフルフィルメントセンター(FC)を開設し、500人の新規雇用を創出する計画を発表しました。2022年春にオープン予定の最先端のフルフィルメントセンターは、アイルランド国内の顧客に1日当たり数十万点の商品を迅速な年中無休の配送を提供します。

総面積63万平方フィートの同センターはダブリンのバルドネル・ビジネスパーク内に開設されます。数百万点の商品を保管し、アイルランド国内に加え、欧州全域の顧客に配送を行います。

まずはエンジニア、人事、IT担当をはじめ、安全衛生、財務の専門職、オペレーション管理者などの職種の採用を行い、来年には、梱包、出荷を担当する人員の募集が開始される予定です。

また、同時にダブリンおよびその周辺地域へのサービスを対象とした2番目の配送拠点もバリクーリンのノースウェスト・ロジスティック・パークに開設する予定です。この配送拠点では約20人の正規雇用に加え、アマゾンロジスティクスの配送サービスパートナーや、アマゾンフレックスの配送パートナーがドライバー数十人を募集する予定です。総面積8万3500平方フィートのこの施設は、今年秋に本格稼働する予定です。

アイルランド初の配送拠点は、昨年10月にダブリンのラスクールに開設され、20人以上の正規雇用を生み出しました。また、総勢150人を超えるドライバーを抱える配送業者10社あまりと協業しています。アマゾンは昨年、今後2年間でさらに1000人の正規雇用を創出する計画を発表しており、2022年にはアイルランド国内の同社正社員数は5000人を超える見通しです。

アイルランド国内初のFCと2番目の配送拠点の導入に先立ち、アマゾンは2004年9月にアイルランド国内初のオフィスを開設し、アイルランドへの継続的な投資をコミットしてきました。2006年4月には、コークにカスタマーサービスセンターを開設したほか、2007年11月にはAWS(アマゾンウェブサービス)が米国外初のインフラストラクチャリージョンをアイルランド国内に開設しました。以来、AWSのアイルランドへの投資効果により、現在、8700人を超える直接・間接雇用を支え、経済生産高にして年間14億5000万ユーロを生み出しています。

アマゾンのFCネットワークは、「フルフィルメントby Amazon」のサービス提供を通じて世界数百万社に及ぶ大小さまざまな企業をサポートしており、こ多くはアイルランドを拠点としています。アイルランドには、アマゾンの商品やサービスを利用して会社を成長させ、新規顧客を獲得している中小企業、クリエーター、開発者が何千と存在します。

レオ・バラッカー副首相兼企業・貿易・雇用大臣は、次のように述べました。「本日のアマゾンがアイルランド初のフルフィルメントセンターをダブリンに開設するとの発表を歓迎します。また第2の配送拠点をダブリンに設置することで全国の顧客への物品配送の迅速化が図られます。今後もアマゾンのアイルランドへの投資が継続することも明確になりました。この胸躍る新たな展開に向けて、皆様の幸運を祈ります」

アイルランド政府産業開発庁のマーティン・シャナハン長官は、次のように述べました。「アマゾンはアイルランドに上陸してから17年の間に事業規模を拡大してきました。このことによりエコシステムと世界の技術ハブとしてのアイルランドの評価にも大きく貢献してきました。アイルランドがこのようなグローバル企業から引き続き投資を誘致でき、同企業の将来計画において重要な役割を果たしているのは素晴らしいことです。アマゾンのアイルランドへの投資を歓迎いたします」