Skip to main content

アイルランド銀行、カレッジ・グリーン通りに第2の海外直接投資ハブ開設計画を発表

アイルランド銀行は本日、アイルランドでの拠点設立に関心を持つ外国企業のために第2の海外直接投資(Foreign Direct Investment:以下FDI)ハブを開設する計画を発表しました。FDIハブはカレッジ・グリーン通りにある同行ビル内を拠点としてスティーヴンズ・グリーン公園にある既存スペースを補完するもので、アイルランドでの事業設立をめざす外国企業のために事務所とミーティングのスペースを無料提供します。アイルランド銀行は、外国I企業にこの種のサービスを提供する唯一のアイルランド国内銀行で、その後も同行が用意するWorkbench、Startlab、FDIスペースを通じてあらゆる段階の企業への支援を継続します。

この発表には、2017年3月にスティーヴンズ・グリーンに最初に開設したFDI ハブが成功した経緯があります。1年足らずで30を超える外国企業がこのスペースを活用していることから、アイルランド銀行の技術革新・法人金融部門が英国離脱後の英国をはじめとする外国企業の需要増に着目しました。このスペースを活用している利用企業の出身国は主に、米国、英国、中国、オーストラリア、日本とカナダです。

スティーヴンズ・グリーン公園とカレッジ・グリーン通りのFDIハブはどちらもダブリン市内一等地にあり、合計で55台の共有デスクと7室の会議室が外国企業用に提供されます。同行はさらに、コーク、ゴールウェイ、リムリックとキルケニーなど主要都市にある革新的な共有ワークスペースWorkbenchでも外国企業向けに事務所スペースを提供する予定です。

運輸業の事業車両にネットワーク接続された安全運転支援カメラ付き装置を取り付けるナウト社(Nauto Inc. 本社:米国、パロアルト)は、アイルランド銀行のスティーヴンズ・グリーンで事業を開始して5ヵ月になります。現在、世界で120人以上、ダブリンに4人従業員を抱えるナウト社は、先ごろ欧州市場支援を目的としてダブリンでのエンジニアリング職の追加雇用と技術部隊倍増の計画を発表したばかりです。ダブリンでの事業は、欧州でのプレゼンスを確立し、自動運転やその他の戦略的データ構想の領域で車載器の大手OEM(本社:米国、アリゾナ)やTier One(本社:米国)の提供者との関係強化に励むナウト社に極めて重要となります。

この発表について、アイルランド銀行法人金融最高責任者トム・ヘイズ氏は、「本日の発表は、アイルランドに拠点を置く国際企業への当行の支援を強化するもので、国内各地に根ざすStartlabとWorkbenchのネットワークの1つとなります」

「当行のスティーヴンズ・グリーンハブを活用してきた30あまりのFDI企業の中からナウト社がどんどん力をつけ、アイルランドでの大幅拡張計画を発表したことは素晴らしいことです。また、利用企業の出身国の地理的広がりから、アイルランドは英国のEU離脱後の選択肢を模索する企業にとって確かに重要な位置を占めていることがわかります。特に、これまで通常英国でのFDI活動を中心としてきた国々の企業からのアプローチが増えてきています」と述べています。

 アイルランド政府産業開発庁長官マーティン・シャナハン長官は次のように述べています。「わずか1年でアイルランド銀行がダブリンの中心部に二つのFDIハブを開設するということは、アイルランドへの海外直接投資が好調である証です。これは我々が全面支援しているイニシアチブであり、ここでの成功は意欲的なグローバル目標を持つ革新的な実業家や企業にとってアイルランドがすぐれた立地であるとの評価を高めます。アイルランド政府産業開発庁が抱える多種多様なクライアント企業のポートフォリオは製薬から金融まであらゆる部門を対象としており、全国各地に高価値の雇用をもたらします。第2のFDIハブの開設を喜ぶともに、是非今後もこのようなスペースが増えていくことを期待します」

英文プレスリリース:https://www.idaireland.com/newsroom/bank-of-ireland-announces-second-fdi-hub-to-open-a


Workbench - イノベーションと新しいアイデアの奨励を目的とした、共同作業、セミナー、イベントのための無料共有ワークスペーススペース。

Startlab - テクノロジースタートアップの教育、つながり、事業拡張を目的として構築されたインキュベータープログラム。 各プログラムは、スタートアップが主要なスピーカー、コーチ、およびメンターと会い、企業の成長と拡大を支援する6ヶ月の期間にわたって実行されます。