アイルランド政府産業開発庁は、インテル社が欧州事業拡大戦略の一環としてアイルランドへの大規模追加投資を行うとした発表に対し歓迎の意を表明しました。
インテル社CEOのパット・ゲルシンガー氏は、本件の発表に先立ち、ミホル・マーティン首相およびアイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官と会談しました。
ゲルシンガーCEOは、同社の欧州事業計画の概要を語るとともに、アイルランドで半導体産業のビジネスを展開することのメリットや、今後の中長期的な投資計画、ヴィジョンについて説明を行いました。
ミホル・マーティン首相は次のように述べました。「インテル社CEOのパット・ゲルシンガー氏と、本日ブリュッセルで同社が発表したアイルランドへの大規模な追加投資や、今後の汎欧州事業計画について話をしました。今回の発表で、インテル社の欧州事業にとってアイルランドでの事業が重要であること、そして同社が今後もアイルランドに対し、継続的な投資を予定していることが明らかになりました。
以前に発表された新施設への50億ユーロの投資に加え、このたびの120億ユーロの追加投資でインテル社のアイルランドへの投資額合計は300億ユーロに達します。同社のアイルランドのビジネス環境と優秀な人材に対する信頼は、我が国が提供できる価値を明らかにするもので、特に欧州での事業展開を強化する多くのグローバル企業の投資を呼び込むこととなるでしょう」
また、アイルランド政府産業開発庁のマーティン・シャナハン長官は次のように述べました。「インテル社が本日発表したアイルランドへの今後の投資規模に驚きを隠せません。120億ユーロの追加投資は、アイルランド経済に今後数年間の発展に、大きく貢献するでしょう。今回の投資に先立ち、インテル社は1989年以降、187億ユーロをアイルランドに投資してきました。既存、計画投資を含め同社は総額で300億ユーロに達する投資をアイルランドに行っています。本日の発表により、インテル社の欧州および世界事業戦略にとってアイルランドでの事業拡大が不可欠であるということが明らかになりました。同社のリークスリップキャンパスは欧州最大級の産業建設プロジェクトであり、世界でも有数の複合製造施設です。この施設が稼働すると、インテル・アイルランドの雇用は6500人に達する見込みです。現在、世界のいたるところで投資誘致の激しい競争が行われています。今後もアイルランドはグローバルビジネスの重要拠点として、様々な側面で競争力を維持し続ける必要があります」