VMware社では、この度、2025年までに205人の技術者を新規で採用することを表明、同社のダブリンにおける事業は今後さらに拡大して行きます。マルチクラウド・プラットフォームや企業によるクラウドサービスの利用方法に関して世界規模の技術革新を進めて行くために、VMware社ではエンジニアやプロジェクトマネージャー、大学院レベルの開発者など、アイルランド国内の高技能労働力を活用する予定です。この投資には、アイルランド政府産業開発庁を通じてアイルランド政府が支援します。

今回の強化されるのはVMware社のCTO室であり、未来に影響を及ぼすテクノロジーの探求や着想、研究、革新に取り組みます。新規に採用する社員は、未来のマルチクラウド・プラットフォームを構築するための技術革新に注力し、新たなクラウドサービスの提供に貢献します。VMware社がマルチクラウド・プラットフォームで提供するCross-Cloud Servicesは、SaaSソリューションの統合ポートフォリオで、あらゆるクラウド上ですべてのアプリケーションを構築、実行、管理、保護できるよう支援するものです。

VMware社は2005年に最初の事務所をコークに開設以来、 アイルランドにて規模の拡張を続け、現在では従業員1000人あまりを擁する世界で3番目の規模を誇る拠点となっています。欧州を今後も重要な地域と考えている同社が、顧客と優秀な人材にアクセスしやすいアイルランドで技術革新に取り組むことは、マルチクラウドのグローバルリーダーであり、人材から選ばれる雇用主であり続けるという同社のビジョン達成に不可欠なのです。

拠点はダブリンに置くものの、新入社員には生産性や士気、パフォーマンス、チームの結束を最大限に高めると同社が考えている“フレキシブルな勤務形態”が提供されます。VMware社では、リモートワークの機会を提供することで、アイルランド全土から優秀な人材を集めたいと考えています。

レオ・バラッカー副首相兼企業・貿易・雇用大臣は、今回の投資を歓迎し、次のように述べました。「VMware社の事業拡大の判断は、アイルランドの雇用水準を歴史的レベルまで高めようと努力してきた我々にとって驚くべき成果であり、大きな後押しとなります。VMware社コーク事務所の1000人あまりの職員の皆様が、この実現に極めて重要な役割を果たしたことは間違いないでしょう。皆様の成功をお祈りします」

アイルランド政府産業開発庁は、ミホル・マーティン首相とレオ・ヴァラッカー副首相とともに、TikTokによる1000人追加雇用の表明を歓迎しました。

この方針は、先日TikTok CEO周受資氏ならびに同社幹部との会談の中で、首相とアイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官に伝えられ、会談ではTikTokのグローバル戦略とその戦略に占めるアイルランドの役割やアイルランド国内でのTikTokの成長と今後の拡張計画の報告がなされました。

ミホル・マーティン首相は次のように述べました。「TikTokの新たな事業拡大計画の中では、アイルランドは欧州およびグローバル事業の重要な拠点として組み込まれるなど、同社の我が国への信頼が明確に示されています。高技能職での大量雇用は、優れた人材基盤と協力的なエコシステムなどアイルランドの強みの証です。政府では、あらゆる規模の企業が将来にわたってアイルランドで成功し、繁栄できる環境づくりに引き続き取り組んでいきます」

レオ・ヴァラッカー副首相は次のように述べました。「アイルランド進出後のTikTokの成長は、まさに目を見張るものでした。2022年初めにTikTokのアイルランド国内従業員数は2000人を超え、今年さらに1000人を追加雇用することは、わが国が努力して作り上げた若く高技能な人材や優れたビジネス環境に対する深い信頼を如実に示しています。現在、アイルランドの被雇用者数は、史上最大に達しています。これを当然と思わず、TikTokのような進出企業が歓迎されていると感じられるよう、今後も努力を続けていきます。今回の事業拡大に伴うチームの成功を祈念します」

アイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官は次のように述べました。「TikTokは2019年にダブリンに拠点を設立して以来、急速に成長・拡大してきました。今回1000人を追加雇用することは、TikTokのグローバル事業におけるアイルランドの戦略的重要性を明確に示すものであり、ダブリンは同社の数々の重要な機能の拠点となりました。EMEA信頼性・安全性拠点、欧州SMB事業、欧州データプライバシー・データ保護チーム、透明性・説明責任センター、そして、このたび地域融合センターが新らたに構築されます。これはTikTokにとって多額の継続的な投資となるため、同社がアイルランドに継続的に関与していくことは明らかです」