レオ・バラッカー副首相は、バイオ医薬品企業イプセン(Ipsen)社のグローバル CEO、デイビット・ロウ氏と共に、ダブリンのブランチャーズタウンにある同社の製造工場のリニューアル公開に参加しました。

今回のリニューアルは、イプセン社が最近行ったダブリンにおける製造能力の向上と拡大を目的とする 5200 万ユーロの投資によって実施されたものであり、これによりアイルランドおよび国際市場でニッチながんや希少疾患に苦しむ患者の助けとなる必要不可欠な医薬品の生産拡大・加速化を支援することを目的としています。

施設の強化により、イプセン・アイルランド社の研究開発および製造チームは、すでにAPI(原薬)生産量の2021年比10%拡大を実現し、世界中のニッチで治療薬がない疾患を抱えた人々の生活の質を向上させる革新的治療薬の提供拡大を支援できるようになりました。 

また、イプセン社 では、2023 年から 2026 年にかけてブランチャーズタウン工場に 1500 万ユーロの追加設備投資を計画しており、技術と持続可能性の観点から工場の継続的な強化を図ります。この追加投資は、がん、希少疾患、神経科学分野で革新的な治療薬を提供するバイオ医薬品のリーダーであるイプセン社 のアイルランド市場における継続的成長戦略の一環として行われます。

レオ・バラッカー副首相は次のように述べました。「イプセン・アイルランド社のブランチャーズタウン製造施設のリニューアルを大いに歓迎します。同社では希少疾患や生命を脅かす疾患を抱える患者の治療薬を製造するこの施設に、多額の投資を行ってきました。医薬品によって多くの患者が質の高い生活を実現できるよう支援するという同社の目標を実現するために、30年以上にわたってアイルランドで操業を続け、アイルランドへのさらなる投資と成長を続けていることは素晴らしいことです。

アイルランドはライフサイエンスの世界的拠点であり、企業に快適な環境を創造すべく努力を続けており、今後も技術革新におけるグローバルリーダーであり続けたいと考えています。このようなアプローチにより、政府が世界中から数多くの重要な投資を誘致し続けていることは、将来に渡ってアイルランドが多く雇用を生み出し続けることを意味しているのです」

製造工場のリニューアルに加え、イプセン社はアイルランドで研究開発(R&D)、製造、商業運営に携わる175人の従業員チームを支援・育成し、希少疾患や治療薬がない疾患を抱える患者のためのスペシャリティ医薬品APIの提供に尽力します。同社は2019年以降、ブランチャーズタウンの従業員を20%増員、研究開発部門を通じて研究と技術革新の継続推進に注力し、過去2年間で化学者とアナリストのチームを10%増員しました。