メタ社は、ティンダル国立研究所のポール・ハーリー教授が主導する4年間に渡るAR(拡張現実)テクノロジーの研究プログラムとの提携に合意しました。ハーリー教授は、ティンダル研究所およびアイルランド国立大学コーク校(以下、UCC)化学学部でメタが出資する半導体技術センターの主任に任命されており、UCCで行われた発表には、マイケル・マーティン副首相兼外務防衛大臣が出席しました。

この任命は、ARプラットフォームの幅広い普及を支える中核技術におけるメタ社が手掛けてきた世界トップクラスの研究努力と、ティンダル研究所と共同研究するアイルランドの研究チームの戦略的重要性を示しています。

今回の提携に対して、マーティン副首相は以下のように述べました。「UCCとティンダルで携わってきた研究に対するメタ社の大型投資を心から歓迎します。メタ社のような世界的リーダーとの提携実現は、コークにおける最先端研究への大きな励みとなります」

ハーリー教授は、ティンダルの博士課程の学生を含む研究チームを指揮し、メタ社と共にAR技術の進歩に貢献します。

今回の合意について、コークにあるメタ社のリアリティラボ責任者ポーリック・ヒューズ氏は、「メタが新設するセンターの主任教授にポール・ハーリー教授が任命され、拡張現実のための小型光ディスプレイ技術の研究を推進してくださることを光栄に思っています。アイルランドの学術研究の質、特にハーリー教授がティンダル国立研究所で主導している研究の質の高さを証明しています」と述べました。

また、ティンダル国立研究所所長ウィリアム・スキャンロン氏は、以下のように述べました。「メタ社とティンダルの共同研究は、当研究所の半導体研究プログラムをさらに発展させ、ディスプレイ技術の新たな進歩とAR部門の製品革新につながるでしょう。この研究はメタ社にとってのアイルランドの戦略的重要性、特にティンダルの半導体とフォトニクスにおける研究の卓越性を強化することでしょう」