ルフトハンザテクニック社のアイルランド法人であるルフトハンザテクニック・タービン・シャノンは、キルデア県セルブリッジに新たなモバイルエンジンサービス工場を正式に開設し、2800万ユーロの投資を行うと発表しました。 この最新鋭施設は、アイルランドおよびEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域の航空会社や航空機リース会社向けにエンジンの修理整備を行うために設立されたものです。
この新規事業において、すでに30人の熟練工を雇用しており、事業の成長に伴い、今後2年以内にこの数を2倍以上の65人に増やす計画です。
ルフトハンザテクニック・タービン・シャノンのモバイルエンジンサービス工場は3,500平米の施設であり、このセルブリッジの拠点で航空機エンジンの修理整備を行うほか、技術部隊を世界のあらゆる場所の顧客拠点に派遣して必要な作業を実施することができます。
ルフトハンザテクニック社は1992年にシャノンに進出し、特定の航空機エンジンタイプの部品修繕を専門とするルフトハンザテクニック・タービン・シャノンでは、この地域ですでに252人を雇用しています。また、ダブリンにある同社事務所には、さらに24人の技術サポート要員を配置しています。
セルブリッジでの今回のモバイルエンジンサービス工場の稼動により、ルフトハンザテクニックのアイルランドでのエンジン収容数は10となり、アイルランドとフランクフルトのハブからアイルランドとEMEA地域全体の顧客に提供できる能力と設備が強化されます。
このプロジェクトは、アイルランド政府産業開発庁を通じてアイルランド政府が支援しています。
レオ・バラッカー副首相は次のように述べました。「ルフトハンザテクニック社の今回の投資発表は、重要かつ待ち望んでいたものであり、今後数年間で同地域の高度技術職雇用を65人に倍増させます。キルデアに新設されたモバイルエンジンサービス施設は、EMEA地域全体の企業向けに航空機エンジン修理を提供する上で戦略的位置にあります。ルフトハンザテクニック社はアイルランドで長期にわたり雇用を提供してきた重要な企業であり、シャノンの企業クラスターを代表する存在でもあります。パンデミック時に航空部門が直面した課題を思えば待望のニュースであり、この規模の投資は未来に向けての大きな励みになります。ルフトハンザテクニック社の我が国への継続的な投資に感謝するとともに、キルデアにおけるさらなる成功をお祈りします」