ヒューレット・パッカードエンタープライズ社(以下、HPE社)は、アイルランドのゴールウェイにあるHPE GreenLake Edge-to-Cloudプラットフォーム・グローバル・センター・オブ・エクセレンスにおいて、150人を超える技術職を新規に創出すると発表しました。

アイルランドに対する同社の長期的な取り組みに基づき新設されるセンターは、HPEのハイブリッドクラウドソリューションの中核的製品であるHPE GreenLakeプラットフォームの開発に不可欠となります。ソフトウェアR&Dの専門家チームは、単一の統合プラットフォーム、単一のカスタマーエクスペリエンス、単一ブランドのソリューションポートフォリオで顧客とパートナーをサポートします。HPE GreenLakeは、全世界で2万7000社の顧客をサポートし、340万台以上のコネクテッドデバイスを機能させ、世界中の顧客の20エクサバイトのデータを管理しています。

この戦略的投資は、アイルランドへのHPEの継続的なコミットを明確に示すものであり、ゴールウェイにはすでにデジタルサービスR&D、HPE GreenLakeクラウドサービス&ソリューションR&D、サイバーセキュリティのEMEA拠点があり、またリークスリップにはHPEファイナンシャルサービス(HPEFS)、そしてコークにはHPE Arubaネットワーキング事業が展開されています。先進的なテクノロジーエコシステムと高度で熟練した労働力により、アイルランドは開発だけでなく中核的な研究を確立し、成長させるのに理想的な場所となっています。本プロジェクトは、アイルランド政府産業開発庁を通じてアイルランド政府が支援しています。

企業貿易雇用省サイモン・コヴェニー大臣は、次のように述べました。「HPE社がゴールウェイに新設したHPE GreenLakeグローバル・センター・オブ・エクセレンスで150人の技術職を追加雇用すると発表したことを歓迎します。HPEのアイルランドにおける歴史は50年以上にさかのぼり、アイルランドならびにアイルランド西部地域への継続的なコミットを大いに歓迎します。この新局面における皆様の成功を祈ります」

新設されたセンター・オブ・エクセレンスでは、アーキテクト、ソフトウェアエンジニア、プロダクト、エンジニアリング、プロジェクトマネージャー、研究者、ユーザー・エクスペリエンス・エンジニア、セキュリティスペシャリスト、テストエンジニア、データアナリスト、AI専門家など、さまざまな職種で新卒者から経験豊富な技術専門家まで、優秀な人材を採用します。このチームは、2023年11月1日に始動する新設のハイブリッドクラウド事業部門内で重要な役割を果たし、コーク出身で1980年代にアイルランドでエンジニアとしてキャリアをスタートさせたHPE社の最高技術責任者フィデルマ・ルッソが指揮を執ります。ハイブリッドクラウド事業部門は、HPE社のハイブリッドクラウド戦略を加速させ、HPE GreenLakeプラットフォーム上でストレージ、ソフトウェア、データ、クラウドサービスを単一のポートフォリオとして提供します。

アイルランド政府産業開発庁のマイケル・ローハン長官は次のように述べました。「HPE社はアイルランドにおける50年の歴史とアイルランド政府産業開発庁との継続的なパートナーシップにより、西部地域のテクノロジーエコシステムの成長に貢献してきました。本日の投資はゴールウェイ拠点の変革を支援し、既存事業を多様化し、Edge-to-Cloud開発にコアコンピテンシーを追加します。この戦略的投資は同社のアイルランドへの長期的なコミットを示し、西部地域での社員基盤の拡大、R&D拠点の多様化に加え、アイルランド経済への積極的貢献の持続を実現するものとなるでしょう」

HPE社は、アイルランドで50年以上の歴史を重ねており、過去には複数の法人形態をとってきました。同社はアイルランド政府のイニシアティブを支援し、重要な分野での地域社会の利益増進にテクノロジーを活用してこの遺産をさらに拡大しています。