イーライ・リリー社が中西部リムリックに新設する生物製剤原薬製造工場への投資額をほぼ10億ドルに引き上げると発表したことに対して、アイルランド政府産業開発庁はサイモン・コヴェニー企業・貿易・雇用担当大臣と共に歓迎の意を表しました。

現在、ラヒーンにあるアイルランド政府産業開発庁のビジネスパークで50万平方フィートに及ぶ新工場の建設が進んでおり、エンジニアリング、科学者、オペレーションなどの分野で300人以上の高技能職が創出される予定です。新工場では、最新の生物製剤製造技術を活用して世界中の患者さんの人生を変える治療に使われるバイオ原薬を製造します。

同社では当初、同工場への投資を5億ドルと発表していましたが、操業開始時には、同社の工場への投資総額は約10億ドルになる予定です。

イーライ・リリー社は1978年にアイルランドでの事業を開始、現在コークで2700人以上を雇用し、キンセールに大規模な製造キャンパスを、またリトルアイランドにグローバル・ビジネス・ソリューション・センターを展開しています。

サイモン・コヴェニー企業・貿易・雇用大臣は次のように述べました。「イーライ・リリー社がリムリックのラヒーン・ビジネスパークに新設する生物製剤原薬製造工場への投資を約10億ドルに増額するとの発表をうれしく受け止めています。同社のアイルランドへの熱心な取り組みは、アイルランドが提供している労働力が優秀だという証だと思っています。また、今回の新規投資はリムリックおよび中西部に300もの高技能職を生み出します。政府では同社の地方への投資の取り組みを大いに歓迎し、全面的に支援します。同社にお祝いを申し上げるとともに事業の成功を心からお祈りいたします」

アイルランド政府産業開発庁のメアリー・バックリー暫定長官は、「イーライ・リリー社は40年以上にわたってアイルランドで事業を展開して多数の雇用を創出していますが、生物製剤原薬の製造を追加する今回の大型投資は、同社のグローバル事業においてアイルランドが戦略的に重要であることを明確に示しています。同社がアイルランドに今後も確かにコミットしていくという証しであり、我が国が変わらず魅力溢れた投資先であることを示していると受け止めています」と述べました。