企業・貿易・雇用省サイモン・コヴェニー大臣は、デル・テクノロジーズ社のコーク県オーヴンズのオープン・テレコム・エコシステム・ラボの開所式に参列しました。

米国外では同社唯一のオープン・テレコム・エコシステム・ラボは、EMEA(欧州・中東・アフリカ)の通信系およびテクノロジー系企業に対して技術革新のためのテストベッドを提供します。この種の施設はアイルランド初となり、デルの優秀なエンジニアと通信事業者が協力してデジタル・トランスフォーメーションを推進します。なお、米国内のラボは、テキサス州ラウンドロックにあります。

デルの専門知識と技術の活用に加え、顧客と業界パートナー企業は、5Gおよび6Gネットワークの中核となるオープンな通信ソリューションの検証と導入が可能となります。この新たなラボは、5Gがもたらすビジネスの可能性を引き出し、スマートマニュファクチャリングやインダストリー4.0、スマートモビリティソリューション、デジタルシティの開発を加速化すると期待されます。

新たなラボへの200万ユーロの投資により、デル・テクノロジーズ社のグローバル戦略拠点として、アイルランドの地位もさらに強化されます。チェリーウッド、コーク、リムリックの3ヵ所のキャンパスは、新技術導入の最前線の役割を果たしているのに加え、近年、デルはリムリックにイノベーションラボを開設、さらにコークのカスタマーソリューションセンターも再開発しました。 

「新技術は経済のあらゆる分野で変化を加速化しているため、主要なテクノロジー企業と通信事業者が協力してイノベーションリーダーとしてのアイルランドの地位を向上させることは、これまで以上に重要です」と、開所式で企業・貿易・雇用省サイモン・コヴェニー大臣は述べました。「デル・テクノロジーズ社の新しいオープン・テレコム・エコシステム・ラボへの投資を大いに歓迎します。新興技術の拠点としてのアイルランドの地位強化のみならず、5Gや将来の6G導入につながる新しいビジネス機会創出に役立ちます。デル・テクノロジーズ社のこの重要なマイルストーンに祝意を表し、ラボの今後の発展を期待します」

同席したアイルランド政府産業開発庁のメアリー・バックリー専務理事は、次のように述べました。「デル社の2つ目のオープン・テレコム・エコシステム・ラボをコーク・キャンパスに設置するという決定を、大変喜ばしく受け止めました。この新たなラボは、技術コンサルティング、パートナー検証に加え、世界規模の通信エコシステムの連携のための新たな拠点をアイルランドに提供します。つまり、デル社の顧客やパートナー企業はオープン・イノベーション・プロジェクトの遂行にあたって、EMEA(欧州・中東・アフリカ)から世界規模でのコラボレーションを実現できることになります。デル社のますますの成功を祈ります」