脅威インテリジェンスを活用したサイバーセキュリティのグローバルリーダーであるセントリペタル社は、英国、アイルランドをはじめ欧州全域のサイバーセキュリティの需要に対応するため、ゴールウェイに欧州サイバーインテリジェンスのセンター・オブ・エクセレンスを開設したと発表しました。さらに、企業全体を保護するCleanINTERNET®ソリューションのクラウドベースによる導入を実現します。米国を本社とするセントリペタル社は、ゴールウェイで50人を雇用する計画です。本事業は、アイルランド政府産業開発庁を通じてアイルランド政府が支援します。

米国商務省国際貿易局によると、アイルランドのサイバーセキュリティ市場は2億8000万ユーロ規模と盛況です。しかし、近年の経済犯罪と詐欺の増加により、サイバー犯罪のビジネス社会への影響は極めて深刻です。グラント・ソーントン・アイルランド社の報告によると、アイルランドにおけるサイバー犯罪への対応コストは、2020年に96億ユーロを超えました。セントリペタル社は、欧州サイバーインテリジェンス・エクセレンスセンターの開設により革新的な特許技術を欧州市場に投入し、既知のあらゆるサイバー脅威から組織を保護することに努めます。

セントリペタル社の欧州サイバーインテリジェンスのセンター・オブ・エクセレンスは、新規および既存顧客が同社と協力して現在の欧州およびグローバルな脅威の状況や影響の可能性について分析し知見を得る中核拠点として機能します。顧客は同社のグローバルサイバーインテリジェンス運用アナリストチームを利用することができ、彼らは常に新たな脅威を分析し、重要なリスクを特定した上で、脅威インテリジェンス対する適切な処置を行います。

ヒルデガルデ・ノートン大臣は、次のように述べました。

「本日の雇用に関する発表は、優秀な人材を提供し、働きやすく住みやすい街としてのゴールウェイ市と郡への信頼の証です。昨年、ゴールウェイではフィデリティ・インベストメント、ジェネシス、SAP、ディリジェントなど多くの企業による大規模な投資発表がありましたが、そこにセントリペタル社が加わることになります。同社の皆様に改めてお祝いを申し上げるとともに、ゴールウェイの立地だけでなく人材を選んでくださったことに感謝します」

アイルランド政府産業開発庁のエンタープライズ・テクノロジー部門責任者、アン・マリー・ティアニー・ル・ルーは述べました。

「セントリペタル社によるゴールウェイでの欧州サイバーインテリジェンスのセンター・オブ・エクセレンス開設は、アイルランドの西部地域にとって素晴らしいニュースであり、また今回の投資はアイルランドのテクノロジーエコシステムの発展にも大きく寄与します。50人の新規雇用は、アイルランドの地方が提供する才能とスキルへの信頼の証です。セントリペタル社の事業拡大に伴う益々の成功を祈念します」