ボストン・サイエンティフィック社は、クロンメル事業所に8000万ユーロを投資すると発表しました。アイルランド政府産業開発庁の支援によるこの投資は、同社の医療技術製造およびR&D(研究開発)能力の継続的な拡張に充てられ、今後数年間で400人以上を雇用する見込みです。今回の投資により、オフィスと製造スペースが広くなり、施設全体のエネルギー需要の90%以上を再生可能エネルギーで賄えるようにします。これは、2030年までにカーボンニュートラルを達成するという、当社の持続可能性に関するコミットメントの一環です。

「ボストン・サイエンティフィック社は、過去四半世紀にわたりアイルランドでの事業を着実に展開してきました」とレオ・バラッカー首相は述べています。「アイルランドはライフサイエンス部門で世界の主要国であり、同社によるクロンメルへの追加投資の決定は工科大学の新設による人材育成や、道路やブロードバンドなどのインフラ整備などへの信頼の証です。政府はバランスのとれた地域開発を優先しており、先週のリムリックでの600人、先々週のアーセンリーでの1000人に続く、クロンメルでの400人の雇用計画の発表は、我々の政策が功を奏していることを示しています。さらなるプロジェクトも進行中で、政府は、すべての地域が繁栄を分かち合うことを望んでおり、そのためには良質な雇用と投資の確保が最も効果的です」

同社のクロンメル事業所には、医療技術用の電子部品に使用される金属添加剤のセンター・オブ・エクセレンスがあります。現在、製造、技術、品質、サプライチェーン、研究開発部門において、専門性の高い職種の採用が行われています。同事業者では毎年世界中で40万人以上の患者への治療を支援する医療機器を製造しており、その製品は、心疾患、神経疾患、腎臓結石、膵臓・胆管・食道疾患患者の役に立っています。

アイルランド政府産業開発庁は、医療技術を含む高成長分野での雇用拡大と産業変革に焦点を当て、外資系企業による対内投資誘致を任務としています。同庁は、EUとアイルランドの法令を遵守した助成金や事業支援を通じて、アイルランドで事業を営む多国籍企業を幅広く支援しています。

ボストン・サイエンティフィック社は、従業員の増員と革新的な環境づくりのために、最近クロンメル工場の一部を改装し、機能的で協同しやすい空間にしました。その結果、同工場は、商業インテリアデザインにおける最優秀プロジェクト、製品、人材を表彰するUK Mixology Awardsにおいて、Workplace Interiors 5,000-15,000 square foot部門でProject of the Year商業インテリアデザイン賞を受賞しました。