米国カリフォルニアに本社を置くロボット開発企業ベアロボティクス社は、ダブリンに欧州拠点を設立する計画を発表しました。同拠点では、今後3年間で営業、ソフトウェアエンジニア、財務、運用をはじめとする職種で25人の雇用が創出される予定です。

同社の主力製品である完全自律型の配膳ロボット「Servi」「Servi Plus」は、注文の取り次ぎやテーブルの片付けなどの単純作業を行うもので、導入によりホールスタッフの負担軽減が可能です。

このような革新的なサービスロボットは、世界中のレストラン、企業、キャンパス、ホテル、高齢者施設、カジノなど、さまざまなホスピタリティビジネスに出現しています。

新たな欧州統括拠点では、欧州の顧客にサービスを提供し、レッドウッドシティ、ダラス、ソウル、シンガポールのオフィスを含む同社のグローバルなフットプリントの拡大に貢献します。ベアロボティクス社は、この欧州事業拡張の一環として、最近アイスランドにServiロボットを展開しました。

今回の発表について、企業・貿易・雇用省サイモン・コヴェニー大臣は次のように述べました。「ベアロボティクス社による今回の発表は、アイルランドにとって大変喜ばしいニュースです。また欧州への進出は、サービス業をはじめとする多くの人々に革新的な新しい働き方を提供することになるでしょう。ダブリンでの新たな雇用は、我が国の優秀な人材に欧州に拡大する有望な企業に参加する機会を提供します。ベアロボティクス社の欧州統括拠点とアイルランドでの新たな幕開けの成功を祈ります」

アイルランド政府産業開発庁技術部門責任者ドウナル・トラバーズは次のように述べています。「ベアロボティクス社が欧州統括拠点をダブリンに設置し、25人の新規採用を創出するとの発表を歓迎します。同社は、わくわくする最先端技術をロボット設計・開発に採用しています。ベアロボティクス社のアイルランドでの成功を祈ります」