Motorola Solutions(NYSE: MSI)は本日、アイルランドのコーク県に新規研究開発センターを開設し、200人の高技能職を創出する予定であると発表しました。センターは当面、同社の包括的なLMF(陸上移動無線)ポートフォリオ向けのソフトウェア設計に注力し、将来的には他の技術分野にも拡大する計画です。
この10年で研究開発と買収に120億ドルあまりを投資したMotorola Solutionsの技術エコシステムの中心は安全とセキュリティで、LMRはその中核を成しています。同社はすでに世界中で1万3000を超えるLMRネットワークを展開済みで、各国政府機関や企業から通信の高い安全性に信頼が寄せられています。LMRはブロードバンドと高度なデータアプリケーションでモダナイズされており、公的安全機関が依存できる通信提供の最前線に立ち続けています。
Motorola Solutionsの会長兼CEOであるGreg Brown氏は、次のように語りました。「当社のミッションクリティカルなLMR技術の耐久性は、何十年にもわたり来る日も来る日も我々を守る人々を守っています。コーク県内の新センターは、世界のお客様のための次なる技術革新に取り組む2万人を超える従業員の総力を基に、LMRの将来構想の推進に貢献します」
この投資にはアイルランド政府産業開発庁を通じてアイルランド政府が支援しています。
「Motorola Solutionsは、長年にわたり公共の安全とファーストレスポンダーと呼ばれる緊急対応者を支えてきたことで知られる米国の象徴的企業です」と駐アイルランド米国大使であるClaire D. Cronin氏は述べました。「本日のコーク県内の新規研究開発センター開設発表は、アイルランドへの同社の取り組みの大きな前進であり、同社の技術革新の幅をさらに広げます。また、アイルランドの持つ人材を高く評価し、米国とアイルランド間の貿易・投資関係をさらに強化するものでもあります」
新規研究開発センターは、アイルランドの緊急サービスの安全な通信ネットワーク『全国デジタル無線サービス』の提供に尽力するMotorola Solutionsの既存の拠点を補完します。
「Motorola Solutionsが新しいグローバル研究開発センターにコーク県を選定したことは素晴らしいニュースです」と企業・貿易・雇用大臣であるPeter Burke氏は述べました。「地方投資は政府の優先事項であり、研究開発分野での高技能職200人の雇用創出は同地域への大きな後押しとなります。研究開発技術への新規投資は、国家AI戦略やデジタル戦略に沿うもので、心強く思います」
アイルランド政府産業開発庁 Michael Lohan長官は、次のように述べています。「アイルランド、さらにコーク県を新規グローバル研究開発センターの立地に選定した投資判断は、技術部門に重要な承認と激励となります。200人の新規雇用計画は、優秀な人材を得られる立地を求める世界中のリーダーからアイルランドが戦略的投資を勝ち取れることを表しています」
同社は人材第一主義を掲げ、2万人以上の従業員が独自の視点を共有することを奨励しています。コーク県のチームは、通信、動画セキュリティ、アクセス制御、人工知能、指令センター関連技術の開発に尽力する世界的な人材集団の一員として、増大するセキュリティ課題の解決に努めます。2023年の8億5,000万ドルを超える研究開発投資により、同社従業員は、人々の生活に重要な役割を果たす独創的なソリューションの設計に従事します。