アイルランド政府産業開発庁は、グローバルなオルタナティブ投資運用会社であるミレニアム・マネジメント社が、ダブリン2のグランドキャナルドックのセントラル・キーに新オフィスを開設し、現地従業員数の拡大を計画していると発表しました。
企業・貿易・雇用省サイモン・コヴェニー大臣が、ミレニアム社の社員や経営陣とともに、ダブリンで新オフィス開設式に参列しました。
1989年に設立されたミレニアム社は、資産クラスや地域を問わず、多様な投資戦略の追求を目指しています。ミレニアム社のようなオルタナティブ投資ファンドは、投資の中でも最も動きが速く複雑な分野に属し、高度な技術を駆使してグローバル市場で新たな機会を発掘することに貢献しています。
現在、ミレニアム社では、クラウドエンジニアリング、セキュリティエンジニアリング、基盤技術、企業技術、ベンダー管理・調達、会計サービス、ファンド会計の経験を持つ財務・技術系人材をダブリンで募集しています。
ミレニアム社は、2018年にセント・スティーブンズ・グリーンにオフィスを構えてダブリンでの営業を開始しましたが、このたびセントラル・キーに移転します。新オフィスには、現在の2倍を超える100人あまりが雇用される予定です。ダブリンオフィスは、世界をリードする技術や、世界の金融センターという点において、ミレニアム社の能力をさらに高めます。
このニュースを受けて企業・貿易・雇用省サイモン・コヴェニー大臣は次のように述べました。「グランドキャナルドックの新社屋に移転したミレニアムチームに祝福を贈ります。2018年の開設以来、このような拡張が行われるのは素晴らしいことです。ミレニアム社は成長を続け、ダブリンの従業員数を倍増させることが可能となりました。我が国の優秀な人材が金融と技術が交差する活気ある企業に就職できる絶好の機会です。このエキサイティングな事業拡大に向け、関係者皆様のご健闘をお祈りいたします。」
アイルランド政府産業開発庁メアリー・バックリー暫定長官は、次のように述べました。「アイルランドは、活気ある国際金融サービス環境と技術のエコシステムにより、ミレニアム社のような技術と金融が融合する多国籍企業に魅力的な立地であることが証明されました。ミレニアム社のダブリン新オフィスへの移転は、ダブリンでの事業展開への継続的な取り組み姿勢を示すものです。アイルランドのエコシステムの重要な一翼を担う企業として、ミレニアム社の皆様方のさらなる成功を祈念しています」と述べました。