ルフトハンザ テクニック タービン シャノン(LTTS)社は、アイルランドにおける事業のさらなる拡大を発表しました。シャノンに2000平米の施設を新たに開設し、25人の新規雇用を創出するほか、詳細は年内に発表する予定です。

ドイツのルフトハンザ テクニックの子会社であるLTTS社は、新型コロナウイルスによって発生したパンデミック後の航空部門の回復を受けて、世界中で提供している航空機エンジンおよびコンポーネントの整備、修理、オーバーホール(MRO)サービスに対する市場需要がことさら大幅に伸びています。

LTTS社は1992年からアイルランドで事業を展開しており、シャノン、キルデア、ダブリン各県で300人を超える従業員を擁しています。現時点の拡張計画では、同社の中西部の新施設を拠点に最先端の航空技術や機器に携わる、高度なスキルを具えた航空機整備士25人を緊急に必要としています。シャノン空港グループの委託を受けた新施設は、2023年3月までに全面稼働の予定です。 

このプロジェクトはアイルランド政府産業開発庁を通じてアイルランド政府が支援しており、レオ・バラッカー副首相は次のように述べました。「シャノンで操業30周年を迎えるルフトハンザ テクニック タービン シャノン社にとって素晴らしいニュースです。 最新鋭の新施設は、シャノンの航空サービス産業クラスターにおいて高度なスキルを要する雇用を創出することでしょう。 ルフトハンザ テクニックの皆様に、この節目の達成に当たりお祝いを述べるとともに、新たな局面でのご活躍をお祈り申し上げます」

アイルランド政府産業開発庁エンジニアリング・グリーンエコノミー・成長市場部門グローバル責任者アイリーン・シャープは、次のように述べました。「LTTS社が過去30年間事業を展開してきたシャノンで事業を拡大するという本日の発表は、とても良いニュースです。 この拡張により工場の収容能力も上がり、高度なスキルを要する職務の創出につながるでしょう。 アイルランド政府産業開発庁は、地方での雇用と投資案件の獲得に引き続き尽力します。 LTTS社がこのたびの投資で成果を得られることをお祈り申し上げます」

シャノンでのこの新たな展開により、LTTS社はアイルランドでの事業拠点を拡大するだけでなく、ボーイング737およびエアバスA320航空機に搭載するタービンエンジン(具体的にはCFM56、V2500、LEAPおよびGTFタービンエンジン)向け新製品を提供できるようになります。