アッヴィ社は、コーク県キャリグツーヒルの同社製造拠点に6000万ユーロを投資すると発表しました。同社は、研究開発型のグローバルなバイオ医薬品企業で、アイルランド国内に8拠点を展開しています。

今回の拡張計画には、最新鋭の新施設の開発が含まれ、約70人の新規雇用を創出する予定です。キャリグツーヒルの工場には新技術を導入し、アッヴィ社の美容医療事業をサポートします。

また、アッヴィ社はこの拡張計画を機に新技術の導入やアップグレードを行い、コーク工場全体の二酸化炭素排出量を削減していきます。

着工は2023年、操業開始は2025年の予定です。

本日発表した投資に加え、アッヴィ社はキャリグツーヒル工場で3年に及ぶ戦略的なトレーニングプログラムにも着手します。この取り組みは、アイルランド政府産業開発庁を通じてアイルランド政府が支援し、新技術に対応する主な従業員のスキルを強化・開発するものとなります。

11 月に設立 20 周年を迎えるキャリグツーヒル工場は、現在約 150 人を雇用しています。このたびの6000万ユーロの投資計画の発表により、アッヴィ社の同工場への投資総額は2013年の創業以来、約1億7700万ユーロとなります。

レオ・バラッカー副首相兼企業・貿易・雇用大臣は、次のように述べました。「アッヴィ社によるこの巨額投資は素晴らしいニュースです。アイルランドはライフサイエンスの世界的拠点であり、我が国は企業を歓迎する環境づくりに尽力してきました。この投資はコーク工場の二酸化炭素排出量を削減するため、幅広い分野に良い事例となります。アッヴィ社のわが国への継続投資に感謝するとともに、同社の事業拡大の成功を祈念します」

アイルランド政府産業開発庁のマーティン・シャナハン長官は次のように述べました。「アッヴィ社による今回の投資は、アイルランドが既存企業の継続投資に魅力的で支援的な場所であることを証明しています。アイルランド政府産業開発庁はアッヴィ社と提携し、同社の新たな門出に役立つ新入社員のためにこうした機会を創出できることを嬉しく思います」