ブリン、グレンジキャッスルにある最先端製薬・バイオテクノロジービジネスパークに拠点を置く武田アイルランド(Takeda Ireland Ltd)は、武田薬品工業の日本国外の最初の原薬工場だ。
日本最大の製薬会社、武田薬品工業は1997年に、同社のブロックバスター薬3種(プレバシド、ブロプレス、アクトス)製造目的でウィックロー州ブレイに製剤工場を設立した。拡張を続ける欧米市場に応える武田薬品の戦略に最重要であった。本工場は創業以来業容を大幅に拡大、24時間年中無休で操業している。
2009年7月に武田薬品は最新鋭の原薬製造工場をダブリン州グレンジキャッスルで正式開所した。本施設はグローバル市場向け戦略的新製品の発売拠点となり、臨床実験段階の原薬開発・製造から発売、完全商業化までを手掛ける。
グレンジキャッスル工場の設立は欧米市場での武田薬品の販売拡張が理由だ。さまざまな選択肢を検討したうえで、同社は日本国外最初の原薬工場の拠点にアイルランドを選定した。ここでの生産物は親会社とブレイ工場に供給され、錠剤やカプセルが製造される。
武田薬品は現在アイルランドで約400人を雇用し、アイルランドのダブリン州グレンジキャッスルとウィックロー州ブレイの両子会社に総額2億5000万ユーロを投資している。
武田薬品にとってのアイルランドの利点
欧州連合地域と米国へのアクセス利便性
アイルランドにおける武田薬品の事業は、アイルランドの戦略的立地と欧米との強いつながりを活用している。
高度に熟練した、高学歴の労働力
大学・大学院教育への強力なアイルランド政府助成により、高学歴の労働力が確保できるほか、高度に熟練した製薬の専門家集団にアクセスが可能。
生産専門技術
アイルランドの持つ製造スキルにより、これまでも原料および最終製品の商業生産に関して多くの世界最大の製薬会社の誘致に成功してきている。.