アイルランド科学財団(アイルランドの科学・技術を振興する目的で設立された国家機関)の企業・国際関係ディレクターを務めるルース・フリーマン博士が来日を機に、7月14日、15日ライフサイエンス分野とICT分野に分けて、セミナーが開催され、アイルランド国内の研究機関の概要や共同研究開発とイノベーションの事例紹介をはじめとして、研究開発とイノベーションの環境や多国籍企業がアイルランドを選択する理由を概説しました。
要約
本セミナーは、アイルランドが多国籍企業による研究開発とイノベーションの有数の提携先となった理由を探るものです。近年、アイルランドは単独また特に共同での研究開発とイノベーションでめざましい成長を遂げています。ここ2年間だけでも、アイルランド国内研究機関と共同研究を行う企業の数は63%(311から534へ)増加、共同研究プロジェクトの数は100%以上増加しました。多国籍企業による投資額ベースでは過去7年間継続して年率20~30%で増加、ライフサイエンス分野ではボストン・サイエンティフィック、イーライリリー、グラクソ・スミスクライン、テバ、島津製作所など、またICT分野においては、シスコ、HP、IBM、インテル、マイクロソフト、セイコー・エプソンなど29カ国の企業が名を連ねます。
アイルランドの国際的評価は劇的に好転、我が国の研究開発とイノベーションへの影響力は、いまやEU27、全世界およびOECD平均を上回っています。 2010年だけでも、日本をはじめとする58カ国の国際提携先と、2,200を超える学術共同研究が実施されました。
アイルランドの研究開発とイノベーションにおける成功は、アイルランド政府の研究開発とイノベーションへの積極的関与(科学技術に7年間で51億ドル)、アイルランドのワールドクラスの研究機関に浸透する開かれた共同研究環境、友好的な知的所有権制度、研究開発とイノベーションのための国庫助成金や奨励策へのアクセス、海外の助成制度や奨励策(例:ER FP7)へのアクセスに加え、アイルランドでの事業のしやすさのお陰ともいえます。
セミナー資料はこちらからダウンロードできます。
ライフサイエンス分野
アイルランド科学財団プレゼンテーション
アイルランド政府産業開発庁プレゼンテーション
ICT分野
アイルランド科学財団プレゼンテーション
アイルランド政府産業開発庁プレゼンテーション
ルース・フリーマン博士略歴
ルース・フリーマン博士は2010年にアイルランド科学財団の企業・国際関係ディレクターに任命されました。財団ではほかにもライフサイエンス局内で科学プログラムマネージャー、業界研究開発長を歴任。ディレクター権限のもとでは、SFIが資金援助する研究グループと国内外企業の間の関係を構築・促進し、アイルランド政府商務庁やアイルランド政府産業開発庁と密接に協力しながら研究開発に関する海外研究機関との戦略的提携を行うことを期待されています。
アイルランド科学財団(SFI)について
アイルランド科学財団(SFI)は、バイオテクノロジー、情報通信技術、持続可能なエネルギー・省エネルギー技術の基盤となる科学技術分野を対象に、新しい知識、最先端技術、競争力のある事業を創造する学術研究と研究チームに投資を行う国立研究財団です。
SFI の詳細はこちらをご覧ください。 http://www.sfi.ie/home/index.asp
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